LUTRA LUTRA LUTRA

mslutraのブログ

代行と転売と国籍と

 

今回は所謂、転売屋について私の気持ちを書こうと思います。

 

まず最初に「転売」目的のご購入はお断りさせて頂くと共に、転売は個人的にも許せない行為だと認識しております。

しかしながら「転売」はパッと見で判断が難しい事もあり、対応が後手後手になってしまう、その場で購入を断れないのも事実です。

 

そこで多くのイベントでは購入制限や、初日入場の抽選システムを設けております。

ここで意外と大事なのは「ルールを破るご購入はお断りできる」という点でして、例えば「入場券がない人がレジで会計している」など、明らかに多くの商品を購入する為の不正行為をする方はシャットアウトしたり、お顔や(時にはお名前も)把握する事も可能です。

 

今回のイベントでも、入場券を持っているのは1人なのに、レジに並ぶ時は数人で並び、限定数以上のお品物をご購入した方がいる、という話をSNSで拝見致しました。

私は店頭におりましたが、お品出しなどが忙しく全く気付きませんでした。

正直、これはレジの方で気づける事態で、怪しい時だけでも会計時に入場券を確認すれば防げた事だと私は思います。

きっと混雑緩和優先で、確認などしなかったのかと思います。

(※この件に関しましては次回以降何かしら対策するよう販売店にお願いしております)

次回、もし同じようなイベント状況が御座いましたらご対応出来ればと思うのですが、もし、もしその時怪しい動向、時に万引きなど(悲しいのですがたまにあります)目撃されましたら、そのイベント会場の社員に「その場で」ご報告頂けましたらと思います。

 

 

イベント後に悔しい思いをするより、出来ればその場でどうにかしたい…のが私の気持ちです。

 

 

またちょっと話は変わりますが、「お品物を代理購入する」所謂「代行」の方もいらっしゃいます。

私としましては「代行」は何ら問題ないと認識しております。

なぜなら欲しい方に直接お品物が届く事と、例えば代行でなくても「お友達の分も買う」のと本質的には一緒だと思うからです。

もちろん手数料などかかるシステムで「お友達購入」とはちょっと違うとは思うのですが、私自身も静岡の動物園限定グッズを静岡の友達に買ってもらったりするので…遠い方にはありがたいシステムですし、そこまでして下さる方の「欲しい!」の気持ちも伝わってきます。

ありがたい話です。

 

ちょっと問題なのが、代行さんと転売屋の見分けが傍目からはつきにくい、という点です。

どちらも海外のお客様が多いのですが、代行さんは特に売り切れたりしないアイテムを1個ずつ購入されていたりします。

アイテムお探しをお手伝いする事があるので「選んで買っているんだなー」というのがわかります。

 

転売屋ですが、大抵売り切れるアイテムしか購入されません。マスキングテープなど。

 

ぱっと見傍目からは中国語系のお客様です。

そのせいで「中国系は全員が転売屋」と思われたり、人に伝えたりを見るのは悲しい事です。

転売屋でも代行でもない直接お買い物される、日本語を母国語としないお客様もたくさんいらっしゃいます。

英語や中国語を話す日本国籍の方もいらっしゃいます。

また、ぱっと見かわいいもの好きには見えない(スーツなどの)男性のファンのお客様もいらっしゃいます。

日本人男性の転売目的の方もいらっしゃいました。(来店時にはソールドアウトしていましたが)最近じわじわ増えています。個人的に苦手なタイプの方(ブランド固めのマイルドヤンキー…的な)が多いのでなんとなく…。

 

 

また、話は変わりますが、個人クリエイター界隈で転売される物の多くが作家制作のマスキングテープです。

 

マスキングテープの生産は実は他のアイテムより段違いに大変です。

簡単にいうと、クオリティを保つ為には大量に作らなければならず、その為制作費用も個人クリエイターが支払うにはとても高額です。

しかも細かく個数指定も出来ず、制作日数もとてもかかります。

(沢山作って高額な制作費用で大量に余らせるか、ほどほど制作でちょうど売り切れるくらいか…絵柄により売上げが全然違うので、コントロールできません)

その為ご要望に沿う対応が中々出来ない状況でございます。

例えばご贔屓の作家さんのマスキングテープが買えなかった時、その作家さんは意地悪で少なく制作している訳ではないという事を、どうか心に留めて頂ければと思います。

(中には完売させて品切れ演出される方もいらっしゃるかもしれませんが、私の知る限りではそのような作家さまはいらっしゃいません)

そしてどうか、脅すような強い言葉でもって作家さんに要望を伝えたりも、どうかしないで頂ければと思います。

転売されたりクレームの元となったりする可能性のあるマスキングテープ制作は、勿論作家本人が作りたいのもありますが「欲しい」というご要望にお応えしたい、という気持ちで制作してもおります。

作家自体が悲しい思いをし続ける状態ですと、制作自体が無くなります。

 

 

 

とりとめのないお話しなってしまいましたが、閲覧者の多くないブログに書く時点で私のチキンさを感じていただければ…と思います。

 

それでは、今後とも素敵なアイテム作り、楽しいイベント演出に尽力していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。