気がついたら2019年も残すところあと僅か・・・。
2017夏頃からフリーランスを初めて今2年半目、な私ですが、今年は結構激動の年で御座いまして、私的(駆け出しイラストレーター的)にはなかなかいい年だったので、何が良くて何が悪かったか、備忘録も兼ねてまとめて置こうと思います🐹
やって良かった事
・全員さん付け
・サイトリニューアル
・ともかく絵を描く
・アパレル制作
・美術書を読む
・ブログを書く
やめて良かった事
・求人活動
来年やりたい事
・紙のポートフォリオ制作
・ブログを可愛めにリニューアル
一概に全員に当て嵌まる事では無いとは勿論思います。
「私の場合」ですので、あまり深刻に受け止めなくて大丈夫です!
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『全員さん付け』
これはある日、SNSなどで文章を書く際に「○○さんに誘われて〜」「○○様の展示に〜」と敬称がバラバラなことに気づき、統一しようと突然思い至りました。
何と無く「様」の方が格上っぽい、でも「様」をつけると変な感じになっちゃうお名前の方が多く(クリエイター名とか浸しみやすい感じだったりするので)どなたにもしっくりきた「さん」に統一しました。
「さん、か、様」かを悩むのって私的にすごくストレスだったみたいでして、これひとつで結構気が楽に。
日本語以外だったら余り意味をなさないし。
あと「さん」って呼ばれただけで腹をたてる方とは余り関わらなくて良い様に・・・。
ちなみに「お客様」と「企業様」には様をつけたりします。仕事のメールも「様」です。
『サイトリニューアル』
今年の8月にサイトをリニューアルしました。
細かくはこちら
偶然かもしれないっちゃしれないのですが、リニューアル直後に大きいお仕事が2つ入りました!
可愛い系のイラストレーターさんって日本に沢山いらっしゃるので、担当者さんに「なぜ私・・・」と問いただしたのですが「何人か候補がいて偶々」的な(要約すると)そんな感じでした。
別件ですが数年前に営業した方からイラスト発注とかいただく際に良く「まだフリーで活動していますか?」って聞かれるんですよね。
つまりフリーイラストレーターって既に会社に就職してる、とか子育てで休業中、とか良くある話で、そういうのを一番最初に判断できるのってSNSとかホームページかと。
SNSだけもかっこいいですが、ホームページの信頼感ってやっぱりまだある様なので、ページがいまどきっぽいと「候補に上がった際にふるい落とされにくくなる」のかな、と思いました。
私がイラストレーターを探す企画側なら安心する、少なくとも。
別にポートフォリオ風にできるSNSとかもいっぱい種類があるので良いと思います、一番は「流行りを掴んだ(もしくは掴もうとしている感じがする)状態」かなと思います。
若い方のが絶対強いですねこの感覚、頑張れ私・・。
ちなみに私のサイトはちょっとだけ課金してます。独自ドメイン設定のためです。
『ともかく絵を描く』
今年一番気を遣ったと言えるのはまさにこれです。
ともかく絵を描く!
「イラストレーターなんだから当たり前でしょ」とか思うかもしれませんが、営業したり、営業用に自分と違うタッチの絵を描いたり・・・調べ物したり、実は昨年描いた絵を見直したら「紹介できる絵少な!」ってなったのがショックだったんですよ。
なので2019の目標として「自分の絵を沢山描く」というのを打ち立てていた私。
「やめて良かった」編にも書きますが、無駄な営業に割いていた時間を絵を描く事に回してSNSなどを新作イラストでいっぱいにしていったら自然と「この絵の感じで描いて!」とご依頼をいただける事が多くなりました。
また一つのタッチにこだわらないで、色数を少なくしてみる、塗り方を変えてみる、など色々やってみたのも良かったです。やっぱり「上手な絵」より「その人が好きな絵」を私が先回りして描けていた方が良い感じ。(これは絶対人によりますが)
合わせて読めます
『アパレル制作』
これは・・・意外と海外のお客様にも人気で、私が嬉しかったという話です。
なんとなく自信が持てたように思います。
また、ちょっとお仕事に繋がった。
あとモデル撮影に同行して、お写真の加工やグラフィックデザイン考えて自分で全部やる(モデル手配などは手伝えていませんが!)のが良い感じにできて私のやれる世界が広がったように思います。
合わせて読めます
『美術書を読む』
自分が手がける「甘い系・可愛い系イラスト」は、イラスト界隈では結構地位が低い・・・様な気持ちでいました。
いや実際「あーそういう系ね」と思われている感は否めない。
そんな鬱々とした気持ちを払拭してくれたのが「美術書」そして「海外ギャラリーのアカウント(Instagram)」
例えばぬいぐるみでオブジェを作ったマイク・ケリー。
犬のバルーン彫刻で有名なジェフ・クーンズ。
錠剤を並べたり牛をアレしたデミアン・ハースト。
あと村上隆さんはほんとあれ。
「可愛い」とか「ホラー」とか「真実・虚像」やら「虚飾・私的」私が悩んでいた分類なんて本当にちっぽけだったなーと思える壮大な美術歴史は本当に読むのが楽しいです。(読むの遅いせいで/1ページごとにググったりするから/2冊を1年以上かけて読んでいる)
また今年のマークジェイコブスがコラボしたMagda Archer。
今年99歳(!!)になるWayne Thiebaud。
「可愛い」全振りのアーティストが再評価される流れもSNSを通じて感じています。
また海外のギャラリーのアカウントのフォローは本当におすすめ。
「引き算おしゃれが正義・禅」っぽい日本の主流イメージと全然違う。
自己肯定感が限りなく0なクリエイターさんが見るべきは外よ、外・・・。
あとブレたり多岐化しがちなアートの概念、イラスト、グラフィック、云々も納得が行くまで勉強すれば無駄に悩まなくてすむって分かるのは強い。
『ブログを書く』
これはブログ始めた後に読んだのですが、女優のアンジェリーナジョリーさんが「好きになってもらう事より、理解される事の方が重要」って言っていて、私が文章を書くときの気持ちはこれだ!と突然の納得をしました。
私がフリーイラストレーターになりたての時に「kawausoちゃん何やってる人かわからない」と指摘され、自分でも納得してしまいました。
なぜなら公開できる絵が全然無い、主張もない、突然クリエイターイベントに出てくる「お前誰だ?」状態。
とりあえず「理解してもらおう」という気持ちでブログを始めた様に、今になって思います。
またこのブログに共感してくれる方、ブログを読んで「長くお仕事していきたい」と言ってくだった方もいらっしゃって、無駄じゃなかったかな、と思っている次第です。
「素性を晒す」という覚悟的な、気持ちの変化も自分にとって今の所良かったかな、と思いました。
やめて良かった事
『求人活動』
これは一概には言えませんが2年目私の場合です。
1年目はもうがむしゃらに色々な企業、イラストレーター登録サイト、コンペ式クリエイター支援サイト、色々なものに応募、登録、活動をしていました。
1年目に「日本にあるイラストレーターの仕事」「仕事による価格の分布」「他のイラストレーターの作業スピード」なんかを大まかに把握できた事は良かったかな、と思います。
その時登録して、今も良いお仕事をいただけている企業様もあります。
ですがその他ほとんどのお仕事は一度きりのお仕事でした。
「自分の絵柄とかけ離れた仕事」は継続してお仕事がもらえませんでした。
今年の初めはお仕事なさすぎて金銭的にもキツくて、実を言うと「フリーは続けられないかも」ってぐらい追い込まれていました。
そんな状態で「なんでも描かせてください」って圧倒的下の立場からの営業(主にイラスト募集案件に絵を描いて提出⇨参加賞だけ)みたいな状態で精神的にも大崩壊、不眠症再発。みたいな。
なんですけど、ここで5月のイベントに私も参加することになり、心機一転、このイベントに全ての時間をかける!みたいな気持ちで「自分のイラスト」を描きに描きました。ブログも突然始めだす私。
本当にこれが今年の転機でした。
新商品数は過去最高、お客様にも喜んでいただける、そのときのイラストを見た方からの新しいご依頼・・・みたいなことが重なり、梅雨頃からは前半の辛さが嘘の様に忙しくなりました。
今年夏頃から私はずっと忙しいです。大変だけどすごい嬉しい。大変だけど嬉しい。
来年やりたい事
『紙のポートフォリオ制作』
尊敬するイラストレーターさんが毎年作って企業さんなどに送っていると読みました!
私もやりたいです!zineの練習にもなりそうですし。。。
そもそも昨年までは公開できる絵が少なすぎて作れなかったんです。
あと、最近「スマホで過去絵見せれば良いやー」と手ぶらで行った打ち合わせで、なんとなく信用されてない雰囲気を感じ(え、スマホ見せるの?遊びに来たの?みたいな目線...)とても気まずかったので紙媒体の何かが欲しい!
『ブログを可愛めにリニューアル』
ブログ制作当初「シンプルが一番」といろんなサイトに描いてあったのでシンプルにしたのですが、どうせ可愛い系のイラストばっかりだし全振りに可愛くして良いんじゃないかと最近考えています。
形式はシンプルに、色を可愛くというイメージ。。。
他にも2020にやりたいことはたくさんあるのですが今は秘密です!
来年も楽しい企画をいっぱい計画中!
楽しみにしててね!
今年は本当にどうもありがとうございました!
来年もよろしくお願いいたします✌️🐹✌️