LUTRA LUTRA LUTRA

mslutraのブログ

アメリカのデモ、そして暴動。どうしたらいいかわからない私

アメリカで今デモや暴動が起きています。

インスタグラムとTwitterの余りの反応の違いに私の心は混乱しています。

Twitterではデモ中に白人警官を逆に守る誇り高いデモ参加者の記事。

かと思えば騒ぎに乗じてスニーカーを盗む人々。

Twitterでは賛否両論どちらかというと否定的な意見が目立ちます。

インスタグラムではデモを応援しよう、声を上げようと言う好意的な投稿ばかり目にします。

 

インスタグラムで良く見かける「黒人カルチャーをリスペクトせずに恩恵だけ受け取るなんて良くない!」という言葉。

私もニッキーミナージュ大好きだし、好きなモデルさんも、インスタグラマーさんも、スポーツ選手もアーティストもたくさんいます。

ブードゥー教とか…。

私は人種や国籍何て関係なく色々な人や文化を尊敬していますが、ふと、それは伝えるべき時に伝えないと意味がないのではないか…。とも思いました。

今がその時だとは思うのですが、例えばオーストラリアの火災募金と違って、どうすれば良いのか途方にくれているのが正直なところです。

言葉を拡散する?大統領にメールする?

本当にどうしたら良いか分からない。

こんな事も分からず大人になってしまった。

 

私の好きなラッパーグループのDie Antwoord(ダイアントワード)は南アフリカ出身のプアホワイト(低所得の白人の蔑称)だったと自称しています。

そこでは黒人白人の金銭的、政治的、地位的、差別的立場が、欧米での状況と逆転しています。

私は、欧米で黒人の方に貧困層が多く、物を盗む事が目撃されるこの状況は“たまたま”そういう状況で条件が揃ってしまったと考えています。

今黒人が立たされている立場は、白人だったかもしれないし、アジア人だったかもしれない。

だから一部の物騒な暴動を見て「こういう人たちなのか」とひとまとめに考えてしまうのは私は嫌です。(そしてそれこそが差別)

それよりももっと悪いのはそういう意図を持って記事を作ったりツイートする事。何の助けにもならないし、酷く悲しい事だと思います。

 

私はニューヨークに旅行した時、ビシッとスーツを決めたやり手なビジネスマンな黒人の方を

沢山見ました。

日本人が想像するよりずっと地下鉄は綺麗で、マナーは良くて素敵なコミュニケーションに溢れていました。まだオバマ大統領の頃です。

(カタコトすぎるちゃらちゃらした私が1番浮いていた)

カルフォルニアに行った時は、少し薄暗い地域を歩いたのですが、確かに怖い雰囲気がありましたが黒人の方だらけという訳では勿論ありませんでした。

 

他にも、キリスト教徒の方は親切な方が多いというのもあります。

沢山の問題が絡まり合っています。

 

本当にたまたま、私は最近描いた絵に

I Have a Dream

というキング牧師の人種平等を訴える言葉を描き入れていました。

エイリアンをテーマに疎外感(寂しさ)を表したしたイラストです。

このイラストを描いていた時は人種差別は消え入りつつある過去のものとして、もっと違う新しい疎外感(ちょっとした寂しさ)を表現しようとしたのですが、全然過去の物ではないと突き付けられてとても悲しい気持ちです。

 

ともあれ…

私は本当にどうしたらいいのか分からず身動きが取れません。

自分の心を整理する為にこれを書きました。

 

 

 【ニューヨーク共同】米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件で、抗議デモが波及した都市は31日までに全米で約50カ所に達した。州兵を動員したのは準備段階も含め14州以上で、25以上の都市が夜間外出禁止令を出した。各地で放火や略奪、投石が相次ぐなど、早期の収拾は困難な状態に陥った。2020/05/31