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mslutraのブログ

♡「VanillBann¥(バニルバニー)」ソフビのコンセプト

第2段ソフビ「VanillBann¥(バニルバニー)」ソフビについて

 

コンセプト

 

「VanillBann¥(バニルバニー)」はあなたと連帯し、あなたの心を守ります。
感情はあなたを守る鍵です。
どんな悲しみも、どんな怒りも、全て肯定してあなたを幸せにしてくれます。

 

 

第一弾ソフビ「BABKat」および、Ms LUTRAがソフビ制作にかける想いは下記のブログをご覧下さいませ♡

 

 

「VanillBann¥(バニルバニー)」のアートイメージは80年代

50年代アメリカと日本のレトロトイの架け橋としてのBABKatに引き続き、VanillBann¥は80年代のイメージでデザインしています。

80年代、アメリカのハスブロ社に勤めていたデザイナー・イラストレーターのBonnie D. Zacherleが大好きな馬を女の子向けのおもちゃとしてデザインしたMy Little Pony

またほぼ同じ時期にアメリカのグリーティングカード会社アメリカン・グリーティングスのElena Kucharikに寄って描かれたイラストをもとに産み出されたCare Bear

彼女達、そして同時代の小さな可愛いもの好きの子供達のためにデザインされたカラフルでポジティブなTOYをイメージソースに、Ms LUTRAがデザインしたのがVanillBann¥です。

 

アメリカンなイメージでデザインしつつ、日本の可愛いおもちゃという気持ちも込めて「¥マーク」が名前に入っています。

また、「¥マーク」にはBABKatが手に持っているコイン(お金)と同じで、可愛いものが好きな働く大人を応援する想いも込めています。
あとこの世から理不尽な賃金格差が無くなりますように…

 

VanillBann¥のテーマは「全肯定」

あなたのバッグにはぬいぐるみがついていますか?
家に帰ると、小さなお人形が飾ってあったりしますか?

街中でバッグにぬいぐるみを付けている方を見ると、私はとても心強い気持ちになります。
「私もふわふわ好きだよ」みたいな連帯感を感じます。

そもそも、10年前くらいの日本はまだぬいぐるみを持ち歩いたり、バッグに付けたり、バッグの窓から覗かせたりするのはかなりの少数派でした。
持ち歩きつつも、もっとこっそりしていたように思います。
それが最近では沢山の同志が増えました。
それはディズニーランドデートのお土産だったり、沢山集めている好きなキャラクターだったり、好きなアイドルのグッズだったり、様々な背景があります。
このちょっとした街の変化には、可愛いものが好きなことを否定しない、誰が何を持っていても肯定する、自分が好きなものを誰にも文句は言わせない、そんな空気感を感じずにはいられません。

 

VanillBann¥も、そんな「何が好きでも良いよ」「何が嫌いでも良いよ」「あなたの心の悪い所も、全部ひっくるめて肯定してあげる」あなたを全肯定するメッセージが込められています。

また、あえてお伝えしておくと「女の子だけのもの」ではありません。
どんなセクシュアリティの方も、もちろん全肯定しています。

 

Vanillはバニラ、そして天使ではなく悪魔(Devill)

VanillBann¥のVanill(バニル)は、あのアイスクリームなどのVanilla(バニラ)からきています。
バニラには「面白みのない、普通の、スタンダード」というスラングとしての意味があり、VanillBann¥も一見してただ可愛いだけの「普通のうさぎちゃん」に見えます。

ですがVanilla(バニラ)は植物にして動物を誘惑するような素敵な香りを発する蠱惑的な食べられる蘭です。

そんな魅力的なイメージを、Devill(デビル)とちょっと似た語感の「Vanill(バニル)」に込めました。

天国には選ばれたものしか行けないけど、地獄は誰でもwellcomeです。
その懐の広さ、否定の無さ、その底知れない世界をVanillBann¥はご案内します。

 

 

VanillBann¥は赤ちゃんみたいな服を着ているけど実は…

可愛い服を着ているから心の中も可愛いのか?
赤ちゃんみたいなひらひらした服を着ているから心も赤ちゃんなのか?
読書家だからと言っておとなしい性格なのか??

人間はそんな『見た目=キャラクター(性格)』という単純な生き物ではありません。
可愛い服を着てニコニコしているのは、攻撃されないための処世術かも知れないし、読んでる本だって道徳的なものばかりとは限らないですよね。

VanillBann¥も「あなたが好きなものを一緒に楽しんでくれる」「子供っぽいもので一緒に遊んでくれる」「赤ちゃんみたいな服も着てくれる」あなたに合わせてくれる全肯定守り神のような存在です。

「赤ちゃんみたいな可愛いものを集めてしまうあなたを肯定してくれる」のを全身で表現してくれるのがVanillBann¥です。

 

目が星とハート

これは制作途中で、まだ工場様にできるかどうか確認をとっていないのですが、目が左右で違う形の光が入っています。

もしかしたら「小さすぎて無理」って断られるかも知れない……。

左右非対称や、完全な丸じゃない、骨格やパースが合っていない。そんな不完全さ、完璧でないもの、ぐにゃぐにゃふにゃふにゃ感をMs LUTRAは推しています。
ルッキズム的な「1パターンしか無い美しさ」に抗って行きたい所存。

 

パッケージのデザインについて

デザイン途中のパッケージをチラ見せ。

 

THIS HELL:

Rina Sawayamaの好きな楽曲のタイトルでもある"This Hell"
大きな蜘蛛の彫刻でも知られるLouise Bourgeoisのハンカチに刺繍された作品

「I HAVE BEEN TO HELL AND BACK. AND LET ME TELL YOU, IT WAS WONDERFUL.」
「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかった」
そして大好きなヒエロニムス・ボスやマーク・ライデンの作品。
(あと好きなアニメやゲーム)

それらに共通する『地獄』の表現が大好きで、パッケージにも取り入れています。

この世界には過去にも現在にも地獄のような事実があり、普通に生活することがサバイブに感じるほどの日々の大小の地獄……。

私たちはみんな Hell Survivor(地獄の中を生還中)だと思っています。

suzuri.jp

 

DEAR JHON:

“Dear John”は“Dear John letter”からきていますが単に「親愛なるジョンへ」というだけではありません。

実は「絶縁状」という意味があります。
本来は戦争によって一方的に関係が崩壊した恋人、というニュアンスがありますが、もっと広い意味で、戦争によって引き裂かれた関係や、暴力的な対応への答えとしての絶縁、など暴力と絶縁の因果関係全てに当て嵌めた「絶縁状」として「DEAR JHON」と表現しています。

地獄のような戦場が世界から無くなる事を私は諦めていません。
また、地獄のような暴力関係も無くなるべきと考えています。

 

zoomies:

↑右下に書いてあります。

実は今までもちょこちょこ書かれていた「zoomies(ズーミーズ)」
架空のおもちゃパッケージなどに書いていたのですが、この度晴れて実物のおもちゃのパッケージに入れようと思っています。

zoomiesとは
ソファーで静かに読書をしている夜、突然、愛猫が狂ったように家のなかを走り回ったり、テーブルやチェストに飛び上がったすることがあります。 この行動は「Zoomies(ズーミー)」もしくは「FRAPs(Frenetic Random Activity Periods)」と呼ばれます。
引用:ペトパピ

【猫飼いTIPS】ストレス? もしかして病気? 猫の運動会「ズーミー」とは - ペトハピ [Pet×Happy]

 

上記説明では猫と書いてありますが、もちろん犬でも起こる現象です。
トイレの後のダッシュや、お風呂の後の興奮状態ダッシュもこれに当てはまります。

飼い主さんによっては頭を悩ませる行動ですが、なかなかエネルギッシュで動物の本能感じられて「まだまだ飼い慣らされてないぜ!!」という雰囲気が好きで、私のキャラクターと合っているように思い、「暴れ回る動物達」という意味合いでおもちゃ風のデザインにはよく入れています。